2013年10月21日月曜日

気になったニュースでのとある表現。

最近ニュースで引っかかった言葉。
 「中国や韓国の周辺国」
一見普通の言い方なんだけど、これは中国「と」韓国だけであって「や」を付ける様な幾つかの国々では無い
んだよね。ほぼ「や」を使って言うのがどうにも引っかかっちゃってね。


http://wingtrans.blog98.fc2.com/blog-entry-240.html
これが説明としてしっかり書かれているね。

「と」を用いる場合はそこに出ているものだけなのよ。上記リンク先に書かれている様に、その文中で書かれて
いる対象のみである、つまり「中国と韓国」ならこの2国だけ。
「中国や韓国」の場合、書かれている二国やまたは類する何れかの国も含むという表現になるんよ。

という事でニュースで「総理の靖国参拝について、中国や韓国など*1 の周辺国への~」というと、中国と韓国、
さらに他のアジア圏の国もというニュースを流しているわけなんだけど、

http://makizushi33.ninja-web.net/media.htm
これは靖国参拝に反対している国に関するページなんだけど、国として公式に反対している国は
中国「と」韓国しかありません。他の多くの国は公式参拝とかして認めてるんよ。

細かい表現ではあるんだけど、実は意味が大きく違う表現が普通に使われてしまっています。
まあ、マスコミによる報道が公正でないだの色々言われてて判ってるだろうけどね。

普段何気なく使っている日本語だけど、実はこういった細かい表現をみんな正しく理解が出来ている
もので、このニュースの表現のお陰で多くの人が世界中に多くある国の中で、たった二国だけが
反発しているだけの事を、まるで多くの国が反対しているかの様に感じてしまっています。


という事でいきなりまとめ。
意識しないで理解している日本語だけど、噛み砕いてその文章の主体と対象はなんなのか、そして
それは正しいのかを考えてみると本当の意味と嘘が判って良いのではないでしょうか。



*1 「など」と入れると余計にそれ以外にも幾つもの国が、という表現になってしまうんだよね。

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