2014年9月12日金曜日

[アニメ感想文:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q]あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。

さて全く判らないで有名な新劇場版のエヴァQです。

この作品は多くの人が判らないというわけですが理由は簡単だね。制作側が観客に理解してもらうと思ってない。うちの得意とする投げっぱなしジャーマンです。


この作品はなんなのかというと、巨神兵東京に現わる 劇場版と同じです。

まず巨神兵東京に現わる 劇場版はなんなのかというと、特撮が好きな人が「特撮のこういうとこ良いよねー」という部分を映像化したものです。ですので話とかは正直どうでも良いです。空撮ぽいジオラマ、実際の風景の後ろに巨神兵が居るシーン。ウルトラマンや怪獣とかでよくあるよね。そして爆発する建築物、飛び散る破片。これです。正直これは巨神兵である必要はないです。監督の趣味で人型のでかいのであれば。

という事でエヴァですがこれも同じです。
最初宇宙なわけですが、ustやらでjaxaの打ち上げ見たことある人なら判るんだけど、打ち上げのカウントダウンの後はブースターの切り離しが盛り上がりポイントです。

大気圏といえば突入までのリミットってあるよね。そこまでにこうしなければー。そうガンダムでありZガンダムだよね。

突入前のアスカの「ばかシンジ」ってセリフに対してシンジがアスカを助けるわけだけど、助けるってシーンを入れたいのであって方法は重要じゃないよね、あれ。で、拘束が解かれちゃうと困るから遠距離攻撃。まあビームだろって感じでしょ。エヴァがそもそもビーム撃てるかどうかは重要じゃないんです。

そういえばガイナックスって船が好きだよね。宇宙戦艦ヤマトなんですけど。
エヴァ本編の司令室はヤマトの艦橋です。今回の船もそうだね。これはトップでもナディアでもでした。
だから艦長は襟が立ってなきゃいけないし、前髪も垂れてないとね。ネモだね。そしてなんでグラサンかって言うとトップをねらえだから。教官です。戦闘ブリッジに移動もヤマトだよなー。
ちなみに機関長ははげでひげ、ちょい色黒じゃなければいけません。そして副長オフィースレディー的な人物で。
モリユキでありエレクトラだね。つーか曲がナディアまんまなのはやりすぎでしょ。

シンジが外を見に行ったけどさ、雲が晴れたら見えるってやつね。
あれはかの巨匠パヤーオの作品ですね。ほらパズーとシータがラピュタについた後ってさ、雲が晴れて全体が見える様になり、蔦を伝いながら崩れそうな足場を通ったでしょ。

そう々リリスは膨れて吹っ飛んだよね。
綾波の乗る9号は「航空機」に足が融合してコントロールを奪います。
13号は管のつながった球体っぽいものに入ってます。
うん、AKIRAです。原作の漫画の方ね。

新劇場版のエヴァはある特定の年代の人達が楽しんだ、特撮、漫画やアニメって良いよねーと版権物のエヴェを使って作り上げた同人作品なんです。好きな要素を持ち寄って並べて繋げたわけね。

故に同じ世代の作品を楽しんできた人らには受けるし、知らない人には記号を見ても「なんだ、それ」な訳ですし、そも々自分達向けに好きに作った同人作品なので理解され様として作った物じゃないから、見てても判らない物なんです。実際何考えて作ったかは客には想像しか出来ないんだけどさ。

まあ、ぐだ々無駄に書きましたが、うちとして今作は結構楽しみました。画や要素が好みだったしね。
でも作品としてどうだったか?と言われると最近の要素放り込みの駄作以上に、これは辛うじて作品になってるだけの映像です。なので判っててみたい人だけ観る作品だね。それ以外の人には全くお勧めできず、他にもっと良い時間の使い方があるはずです。


#アニメ感想文

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